「スパシーバ」だけで旅するモスクワ <セルギエフ・ポサドに行こう! 行き方編> |
モスクワの郊外、セルギエフ・ポサドはロシア正教の大修道院がある歴史的な町で、モスクワから日帰りで立ち寄れる人気の観光地でもあります。そしてマトリョーシカが生まれたとされる場所で、現在もたくさんの作家たちが住んでいます。
モスクワからの交通手段としては鉄道もありますが、駅が大きくて複雑なので、ロシア初心者にはバス利用がおすすめ。鉄道の場合は降車駅に気をつかう必要もありますが、バスならモスクワとセルギエフ・ポサドが共に終点なので、眠っていても無事に運んでもらえます。
おそろしいほど大きなコスモスホテル。
このホテルの写真右下方面に。バスターミナルがあります
地下鉄ヴェーデンハー駅を出たところ、巨大なコスモスホテルのすぐそばに、バスターミナルの建物があります。防犯ゲートをくぐって中に入ると、切符の窓口と待合所(椅子が並んでいます)、コーヒーや軽食の小さな売店があります。
ちなみに郊外行きの長距離バスでは「トロイカ」カードは使えません。私はまだターミナルがなかったころからの癖で、バスに乗って運転手さんからレシート切符を買う行動を続けていますが、今は当然、ターミナルの窓口で切符を買うことができるはず(適当ですいません)。
レシート切符は一応、降車時まで捨てずに持っておいてください。今ではほとんどありませんが、検札のおばさんに提示を求められることもあります。
バスは15分おき、かなり頻繁に走っています。
バスのナンバーは「388」。セルギエフ・ポサド…のロシア語表記が分からなくても、バスの前面と横面に大きく数字で表記されているので安心。
それでもご心配の方は、ドライバーさんに「せるぎぃえふぱっさーど?」(ロシアっぽい言い方)と首をかしげて聞いてみましょう。「ダー」(はい)と返事してくれたなら、1時間15分の乗車で確実に終着、セルギエフ・ポサドの鉄道駅前に到着します。
帰りは、到着時に降りた場所からほど近いバス停から乗車。他のバスは止まらないモスクワ行き専用のバス停で、白い大型バス「388」を探せばすぐに見つかります。
バス停には切符のキオスクが設置されているので、帰りはここでレシート切符を購入します。もしキオスクが閉まっていたら、ドライバーさんから直接切符を買います。
さてお次は、セルギエフ・ポサドの美しい大修道院をご案内します!